iTunesとiPhoneを同期する際に、「バックアップを作成中」を飛ばすことはできますか?答えはできます。今回は、iTunesで同期すると自動で始まるバックアップの作成を飛ばす方法を紹介します。
Windows PCに落とした音楽ファイルをiTunesアプリを使ってiPadに移すとき 「2/5バックアップ作成中」を飛ばす(スキップする)事はできないのでしょうか?
- Yahoo知恵袋からの質問
iTunesでiPhoneやiPadとの同期を始めると、毎回「バックアップを作成中…」が表示され、完了まで待たされる経験はありませんか?
本当は同期だけしたいのに、長いバックアップ処理に時間を取られてしまい、とても不便ですね。中には「バックアップを作成中」がなかなか進まないこともあります。
では、この自動バックアップをスキップすることはできるのでしょうか?答えは「できます」。
この記事では、iTunesで同期時の自動バックアップを回避する方法を解説します。さらに、PCからiPhoneへ音楽を素早く転送できる、iTunesの代替手段もご紹介します。
iTunesで同期するときに自動で始まるバックアップを飛ばしたい場合は、次の手順で簡単にスキップできます。
ステップ 1. いつも通りiTunesで音楽同期を開始します。
ステップ 2. 画面上部に表示される同期進行バーの左端にあるボタンをクリックすると、バックアップ処理をスキップできます。
ご存じの方も多いと思いますが、上記の方法で音楽をiPhoneに同期すると、以前iTunesで同期した曲は新しいiTunesライブラリに上書きされ、消えてしまう可能性があります。
そこでここからは、iPhone内の既存の曲を削除せずに、PCから音楽を転送する方法をご紹介します。必要な方は、このまま続きをご覧ください。
FoneToolは、Windows PCとiPhone間で写真・動画・音楽・連絡先などを自由にやり取りできるデータ転送専用ソフトです。特に、バックアップせずに必要なデータだけを素早く転送したい方に最適です。以下のポイントが、iTunesよりもFoneToolが使いやすい理由になります。
以下のボタンからFoneToolをダウンロードして、PCからiPhoneへデータをかんたんに転送してみましょう。
ステップ 1. iPhoneをUSBケーブルでコンピュータに接続します。FoneToolを起動して「フォン転送」>「PCからiPhone」>「転送開始」をクリックします。
ステップ 2. 青いフォルダのアイコンをクリックしてファイルを追加するか、必要なファイルをこの画面にドラッグ&ドロップしてください。
ステップ 3. ポップアップウィンドウでiPhoneに転送したいファイルを選び、「開く」をクリックしてください。
ステップ 4. 最後に、選択したファイルがすべて表示され、「転送開始」ボタンをクリックしてください。
「転送が完了しました」と表示されたら、iPhoneを取り外してOKです。これでパソコンのファイルがiPhoneに保存されました。(※ 写真は「写真」アプリ、動画は「ビデオ」、音楽は「ミュージック」、連絡先は「連絡先」アプリで確認できます)
iTunesでは、手動で音楽やビデオをiPhoneに追加することができます。この方法は自動同期とは異なり、バックアップ処理が行われないため、すぐに音楽を転送したいときに便利です。
ステップ 1. iTunesを起動して、上部のメニューバーから「編集」>「設定」>「環境設定」>「デバイス」をクリックします。「iPhone、iPod touch、およびiPadを自動的に同期しない」をチェックし「OK」をクリックします。
ステップ 2. iPhoneをパソコンに接続して、iTunesの左上隅に出るiPhoneのマークをクリックします。
ステップ 3. 「概要」で「音楽とビデオを手動で管理」をチェックし、「適用」をクリックします。
ステップ 4. 次に「<」をクリックしiTunesのメイン画面に戻ります。iPhoneに入れたいiTunesライブラリの曲を右クリックして、「デバイスに追加」>「iPhoneの名前」をクリックします。
同期せずにパソコンのファイルをiPhoneに送るもう一つの方法は、クラウドサービスを活用することです。操作に少し手間がかかることもありますが、慣れれば簡単で分かりやすい方法です。
ここでは、無料で15GBのストレージが使えるGoogleドライブを利用する手順を説明します。
ステップ 1. パソコンのブラウザでGoogleドライブのWeb版にアクセスし、Googleアカウントでログインします。
ステップ 2. 「新規」ボタンをクリックし、iPhoneに入れたい音楽などをアップロードします。
ステップ 3. iPhoneで、App StoreからGoogle Driveアプリをダウンロードしインストールしてください。
ステップ 4. Googleドライブを開き、同じGoogleアカウントでサインインすると、パソコンからアップロードしたファイルが表示されます。
ステップ 5. iPhoneに保存したいファイルの右にある「その他(︙)」ボタンをタップし、「保存」などのオプションからiPhoneにダウンロードします。
iTunesでのバックアップにかかる時間は、iPhone内のデータ量によって大きく変わります。少ないデータなら数分程度で済みますが、多い場合は1時間近くかかることもあります。特に512GBモデルのような大容量のiPhoneでは、バックアップ完了までさらに時間がかかることも珍しくありません。
iTunesのバックアップ時間を短縮するには、iPhone内の不要なアプリやデータを削除することが効果的です。バックアップ処理の負担を軽減できるからです。
同期中に処理を中断したい場合は、iTunes画面上部の同期進行状況バーの左端にある「時計回りの丸い矢印」アイコンをクリックしてください。
iTunesで同期すると自動で始まるバックアップは、ちょっとした工夫でスキップすることができます。ただし、iTunesで音楽を同期する場合、以前iTunesから同期した曲は新しいライブラリで上書きされてしまい、消えてしまう可能性がある点には注意が必要です。
もし「同期ではなく転送だけを手早く済ませたい」「iPhoneにある曲を消さずに新しい音楽を追加したい」という場合は、iTunesに頼らない方法を選ぶのが安心です。その中でも、初心者でも簡単に使えるiOS専用のデータ転送ソフトFoneToolなら、バックアップを作成せずにPCからiPhoneへ音楽や写真を素早く転送できます。シンプルかつ高速なので、手軽にデータを移したい方にはぜひFoneToolの利用を推奨します。