iTunes同期時の「バックアップを作成中」をスキップする方法

iTunesとiPhoneを同期する際に、「バックアップを作成中」を飛ばすことはできますか?答えはできます。今回は、iTunesで同期すると自動で始まるバックアップの作成を飛ばす方法を紹介します。

By @Astra 更新日2025年08月26日

iTunes同期時に自動バックアップをスキップできるのか?

 

Windows PCに落とした音楽ファイルをiTunesアプリを使ってiPadに移すとき 「2/5バックアップ作成中」を飛ばす(スキップする)事はできないのでしょうか?

- Yahoo知恵袋からの質問

iTunesでiPhoneやiPadとの同期を始めると、毎回「バックアップを作成中…」が表示され、完了まで待たされる経験はありませんか?

本当は同期だけしたいのに、長いバックアップ処理に時間を取られてしまい、とても不便ですね。中には「バックアップを作成中」がなかなか進まないこともあります。

では、この自動バックアップをスキップすることはできるのでしょうか?答えは「できます」。

この記事では、iTunesで同期時の自動バックアップを回避する方法を解説します。さらに、PCからiPhoneへ音楽を素早く転送できる、iTunesの代替手段もご紹介します。

iTunesの「バックアップを作成中」をスキップする方法

iTunesで同期するときに自動で始まるバックアップを飛ばしたい場合は、次の手順で簡単にスキップできます。

ステップ 1. いつも通りiTunesで音楽同期を開始します。

ステップ 2. 画面上部に表示される同期進行バーの左端にあるボタンをクリックすると、バックアップ処理をスキップできます。

音楽を消さずにPCからiPhoneに曲を入れる方法

ご存じの方も多いと思いますが、上記の方法で音楽をiPhoneに同期すると、以前iTunesで同期した曲は新しいiTunesライブラリに上書きされ、消えてしまう可能性があります

そこでここからは、iPhone内の既存の曲を削除せずに、PCから音楽を転送する方法をご紹介します。必要な方は、このまま続きをご覧ください。

方法1:FoneToolを使ってPCからiPhoneに音楽を入れる

FoneToolは、Windows PCとiPhone間で写真・動画・音楽・連絡先などを自由にやり取りできるデータ転送専用ソフトです。特に、バックアップせずに必要なデータだけを素早く転送したい方に最適です。以下のポイントが、iTunesよりもFoneToolが使いやすい理由になります。

👍高速転送:USBケーブル接続でネット不要なので、大きな写真や動画も短時間でサッと転送できます。
👍データ上書きなし:同期ではないので、既存のデータが消えたり上書きされたりする心配がありません。
👍双方向転送:PCからiPhoneへはもちろん、iTunesでできないiPhoneからPCへの転送も対応します。
👍幅広いデータ対応:写真・動画・音楽・連絡先など対応し、多様なファイル形式もカバーしています。
👍操作はとにかく簡単:ドラッグ&ドロップだけで完了。機械に詳しくない初心者でも使いこなせます。

以下のボタンからFoneToolをダウンロードして、PCからiPhoneへデータをかんたんに転送してみましょう。

無料ダウンロード Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全ダウンロード

ステップ 1. iPhoneをUSBケーブルでコンピュータに接続します。FoneToolを起動して「フォン転送」>「PCからiPhone」>「転送開始」をクリックします。

🌟ヒント:ツールバーのとおり、FoneToolはiTunesと同じくiPhoneのバックアップやデータ転送が可能です。それだけでなく、iCloudデータの管理や、WhatsAppのデータ転送・バックアップなど、便利な機能も豊富に搭載されています。iTunesの代わりとなるiPhone管理ソフトとして、FoneToolのさまざまな機能をぜひ体験してみてください。

ステップ 2. 青いフォルダのアイコンをクリックしてファイルを追加するか、必要なファイルをこの画面にドラッグ&ドロップしてください。

ステップ 3. ポップアップウィンドウでiPhoneに転送したいファイルを選び、「開く」をクリックしてください。

ステップ 4. 最後に、選択したファイルがすべて表示され、「転送開始」ボタンをクリックしてください。

「転送が完了しました」と表示されたら、iPhoneを取り外してOKです。これでパソコンのファイルがiPhoneに保存されました。(※ 写真は「写真」アプリ、動画は「ビデオ」、音楽は「ミュージック」、連絡先は「連絡先」アプリで確認できます)

方法2:iTunesからコンテンツを手動でiPhoneに追加する

iTunesでは、手動で音楽やビデオをiPhoneに追加することができますこの方法は自動同期とは異なり、バックアップ処理が行われないため、すぐに音楽を転送したいときに便利です。

ご注意:
iTunesを正常に動作させるために、あらかじめiTunesの最新版へアップデートしておいてください。
この方法では一度に1曲ずつしか転送できないため、大量の音楽をiPhoneに入れたい場合には不向きです。大量の音楽を短時間でまとめて転送したい場合は、方法1がおすすめです。

ステップ 1. iTunesを起動して、上部のメニューバーから「編集」>「設定」>「環境設定」>「デバイス」をクリックします。「iPhone、iPod touch、およびiPadを自動的に同期しない」をチェックし「OK」をクリックします。

ステップ 2. iPhoneをパソコンに接続して、iTunesの左上隅に出るiPhoneのマークをクリックします。

ステップ 3. 「概要」で「音楽とビデオを手動で管理」をチェックし、「適用」をクリックします。

ステップ 4. 次に「<」をクリックしiTunesのメイン画面に戻ります。iPhoneに入れたいiTunesライブラリの曲を右クリックして、「デバイスに追加」>「iPhoneの名前」をクリックします。

方法3:クラウドサービスでPCからiPhoneにデータを転送する

同期せずにパソコンのファイルをiPhoneに送るもう一つの方法は、クラウドサービスを活用することです。操作に少し手間がかかることもありますが、慣れれば簡単で分かりやすい方法です。

ここでは、無料で15GBのストレージが使えるGoogleドライブを利用する手順を説明します。

ご注意:
この方法を利用するには、パソコンとiPhoneの両方がインターネットに接続されている必要があります。
Googleドライブの空き容量が足りない場合は、データを複数回に分けてアップロード・ダウンロードするか、有料プランにアップグレードすることで解決できます。
容量を気にせずに、大量のデータをまとめて一気に転送したい場合は、やはり方法1が最もおすすめです。

ステップ 1. パソコンのブラウザでGoogleドライブのWeb版にアクセスし、Googleアカウントでログインします。

ステップ 2. 「新規」ボタンをクリックし、iPhoneに入れたい音楽などをアップロードします。

ステップ 3. iPhoneで、App StoreからGoogle Driveアプリをダウンロードしインストールしてください。

ステップ 4. Googleドライブを開き、同じGoogleアカウントでサインインすると、パソコンからアップロードしたファイルが表示されます。

ステップ 5. iPhoneに保存したいファイルの右にある「その他(︙)」ボタンをタップし、「保存」などのオプションからiPhoneにダウンロードします。

🌟ヒント:ファイルをiPhoneに保存しなくても、インターネットに接続されていれば、Googleドライブからいつでもデータにアクセスできます。

よくあるご質問

まとめ

iTunesで同期すると自動で始まるバックアップは、ちょっとした工夫でスキップすることができます。ただし、iTunesで音楽を同期する場合、以前iTunesから同期した曲は新しいライブラリで上書きされてしまい、消えてしまう可能性がある点には注意が必要です。

もし「同期ではなく転送だけを手早く済ませたい」「iPhoneにある曲を消さずに新しい音楽を追加したい」という場合は、iTunesに頼らない方法を選ぶのが安心です。その中でも、初心者でも簡単に使えるiOS専用のデータ転送ソフトFoneToolなら、バックアップを作成せずにPCからiPhoneへ音楽や写真を素早く転送できます。シンプルかつ高速なので、手軽にデータを移したい方にはぜひFoneToolの利用を推奨します。