iTunesバックアップの暗号化を解除したいが、そのやり方がわからない?この記事を読めば、パスワードがわかる、または忘れた場合でiTunesバックアップの暗号化を無効にする方法を見つけます。
● iPhoneのデータをiTunesでバックアップしてあるのですが、暗号化の解除方法を教えてください。
● iPhoneのバックアップをiTunesに暗号化してバックアップを取ったのですが、そのパスワードを忘れてしまい、復元も出来ない、暗号化解除も出来ないとお手上げ状態です。
- Yahoo知恵袋からの質問
iTunesバックアップの暗号化は、他人にデータを勝手に復元されないようにするためのセキュリティ機能です。これをオンにすると、バックアップの作成や復元時にパスワードの入力が必要になります。しかし、パスワードを忘れてしまうとバックアップを復元できなくなるため、「iPhoneバックアップの暗号化をしない」設定を選びたい方も多いでしょう。
そこで今回は、パスコードを覚えている場合と忘れてしまった場合の両方に対応したiTunesバックアップの暗号化を無効にする方法を紹介します。おまけに、バックアップ暗号化の必要性も説明します。
パスワードを覚えている場合は、以下の手順でバックアップの暗号化をオフにして、「暗号化しない」状態をキープすることができます。パスワードを忘れてしまって解除できない方は、次のパートで紹介する対処法を参考にしてください。
ステップ 1. iPhoneをパソコンに接続し、iTunesを起動します。
ステップ 2. iTunesの左上にあるスマホのアイコンをクリックし、「バックアップ」セクションに進みます。
ステップ 3. 「ローカルバックアップを暗号化」にチェックが入っている場合は、そのチェックを外します。
ステップ 4. パスワードを入力して「OK」をクリックすれば、暗号化が解除されます。
これで、今後新しくバックアップを作成する際にパスワードを求められることはありません。再びバックアップの暗号化を利用したい場合は、「ローカルバックアップを暗号化」にチェックを入れて、新しいパスワードを設定してください。パスワードを忘れないように、メモなどに控えて大切に保管しておくことをおすすめします。
iTunesバックアップのパスワードを忘れてしまい、通常の方法では暗号化を解除できない場合でも心配しないでください。次の方法を使えば、パスワードなしでiTunesバックアップの暗号化を解除することが可能です。
FoneTool Unlockerは、iTunesバックアップのパスワードを忘れてしまったときに頼れる便利ツールです。パスワードなしでもiPhoneのバックアップ暗号化を解除できて、しかも操作はとても簡単です。大事なデータも一切失われないので安心して使えます。
FoneTool UnlockerでパスワードなしでiTunesバックアップの暗号化を解除する手順は以下になります。
ステップ 1. iPhoneで「設定」>「自分の名前(Apple Account)」>「iCloud」>「探す」に進み、「iPhoneを探す」をオフにします。
ステップ 2. iPhoneをUSBケーブルでコンピュータに接続します。FoneTool Unlockerを起動し、「iTunesバックアップの暗号化を解除」オプションを選択します。
ステップ 3. その後、「開始」をクリックして、バックアップの暗号化解除を始めます。
数分待つと、このiPhoneのバックアップ暗号化が無効になります。
iOS 11以降のiPhoneなら、「設定」アプリからバックアップのパスワードをリセットして、暗号化をオフにすることができます。その手順は以下になります。
ステップ 1. iPhoneで「設定」アプリを開き、「一般」>「リセット」の順に選択します。
ステップ 2. 「転送またはiPhoneをリセット」>「すべての設定をリセット」をタップし、iPhoneのパスコードを入力します。
ステップ 3. 再び「すべての設定をリセット」をタップし、案内にそって設定をリセットします。
iPhoneをバックアップするとき、「暗号化するべきかどうか」で迷うこともありますよね。結論から言うと、バックアップは暗号化しておくのがおすすめです。その理由をこれからご紹介します。
1. バックアップ内容の漏えいを防げる バックアップを暗号化しておくと、復元する際に自分で設定したパスワードが必要になります。これにより、他人が勝手にデータを復元することができなくなるため、情報漏えいのリスクをしっかり防ぐことができます。
2. より多くのデータをバックアップ可能 バックアップを暗号化すると、通常のiTunesバックアップ対象にならないWi-Fi設定やWebサイトの履歴、ヘルスケアデータ、通話履歴などもまとめて保存できるようになります。(※ Face ID、Touch ID、デバイスパスコード除外)
3. 復元時の手間を省く 暗号化されたバックアップを復元すれば、Wi-Fi設定も復元されるので、いちいち再設定する必要がありません。新しいiPhoneにもスムーズに移行できます。
※ 注意:暗号化解除後も既存の暗号化バックアップを復元にもパスワードが必要
iTunesバックアップの暗号化を解除しても、すでに作成済みの暗号化バックアップを復元するにはパスワードが必要です。つまり、パスワードを忘れてしまった場合、そのバックアップは復元できません。
iPhoneのバックアップが暗号化されているかどうかを確認するには、次の手順に従ってください:
もし暗号化したバックアップのパスワードが思い出せず復元できない場合は、無理に復元しようとするよりも、iTunesを使わない別の方法でデータを移行するのが安心です。詳しくは、こちらの記事をチェックしてみてください:「iTunes以外でiPhoneからiPhoneにデータを移行する方法」
以上、iTunesバックアップの暗号化を解除する方法についてご紹介しました。パスワードが分かっていれば、簡単に暗号化をオフにできますが、もし忘れてしまった場合は、設定をリセットしたり、専用ソフトを使う必要があります。
そんなときに便利なのがFoneTool Unlockerというロック解除専用のソフトです。パスワードが分からなくても、データや設定を失うことなくバックアップの暗号化を解除できます。しかも無料で使えるので、iPhoneのバックアップ暗号化に困ったら、ぜひ一度FoneTool Unlockerを試してみてください。