iTunesとiPhoneの同期が進まないときはどうすれいいですか?この記事では、iTunesの同期が遅いときの対処法を紹介します。
iTunesの同期はとても遅いです
CDをiPhoneに取り込みたく、iTunes経由でやっているのですが、iTunesからiPhoneへの同期がとても遅いです ステップ2のバックアップを作成中から進みません
- Yahoo知恵袋からの質問
iTunesで音楽や写真をiPhoneに同期しようとしたとき、「ステップ2から進まない」「6時間経っても終わらない」といった異常な遅さにイライラしたことはありませんか?
iTunesとiPhoneの同期に時間がかかる原因には、ケーブルや接続トラブル、デバイスの空き容量不足、大量ファイルの処理負荷などが考えられます。そこで今回は、iTunesの同期速度を早くする方法を紹介します。
以下、iTunesとデバイスの同期が進まない時にスピードアップの方法をまとめました。順番に試してみてください。
USBケーブルやPCのUSBポートに損傷や汚れがあると、iTunesの同期速度が低下します。まずは別のケーブルを使い、別のポートに接続してみましょう。また、転送速度に影響を与える非純正ケーブルではなく、Apple純正品やMFi認証ケーブルの使用をおすすめします。
iTunesで同期を開始すると、まずデバイス全体のバックアップが行われます。この処理はスキップできないため、PC(特にCドライブ)に空き容量が不足しているとバックアップ処理に時間がかかり、同期がなかなか完了しません。また、iPhone側のストレージがほぼ満杯の場合も、同期速度が大幅に低下します。
そのため、PCとiPhoneのストレージ容量を確認し、空き容量が少ない場合は不要なデータを削除するなどして、十分な容量を確保してください。
過去にiTunesでデバイスをバックアップしたことがある場合、何らかの原因でそのバックアップファイルが壊れている可能性があります。破損したバックアップファイルはiTunesの同期プロセスに悪影響を与え、同期が遅くなる原因になることがあります。
以下の手順で古いバックアップファイルを削除することで、同期速度が改善される可能性があります。
ステップ 1. iTunesを起動して、上部の「編集」をクリックし、「環境設定」を選択します。
ステップ 2. 「デバイス」タグを選択して、バックアップファイルを選択し、「バックアップを削除」をクリックします。
iTunesは同期の途中で、他の機能がメモリを消費し、処理が遅くなることがあります。そのため、以下の設定を見直すことで、同期速度の改善が期待できます。
#1. iTunesの自動同期をオフにする
iTunesで「編集」>「環境設定」>「デバイス」をクリックし、「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」ボックスにチェックを入れます。
#2. Genius機能をオフにする
Geniusは同期時に楽曲データを解析しに行き、これが重荷になることがあります。特に、iTunesでの音楽同期が遅い時です。iTunesで「ファイル」>「ライブラリ」>「Geniusをオフ」をクリックします。
#3.キャッシュをリセットする
一時ファイルが溜まってくると、ライブラリの読み込み速度が落ち、同期が遅くなります。iTunesで「編集」>「環境設定」>「詳細」>「キャンセルをリセット」をクリックします。
iTunesのバックグラウンドプロセ「MDCrashReportTool」が原因で、同期が「同期を準備中」のまま止まってしまうことがあります。この場合、以下の手順で該当プロセスを終了することで、同期が正常に進む可能性があります。
#iTunes for Windowsの場合:Shift + Ctrl + Escキーを同時押しでタスクマネージャーを開きます。「iTunes」をクリックし、その下にある「MDCrashReportTool」を右クリックして、「タスクの終了」を選択します。
#Mac(iTunesやFinder)の場合:Finderの「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「アクティビティモニタ」を開きます。プロセス名」リストで「MDCrashReportTool」を選択し、左上にある「停止」ボタンをクリックし、表示されるダイアログで「強制終了」を選択します。
iTunesとデバイスの互換性に問題があると、同期が正常に進まないことがあります。このような場合は、iTunesとデバイスの両方を最新バージョンにアップデートすることで、問題が解消される可能性があります。
iTunesの同期時間が異常に長くなる場合、一時的な不具合が原因で同期が遅くなることがあります。こうした問題を解消するために、まずはiTunesをいったん終了し、再起動してから同期が正常に進むかを確認してみてください。それでも改善しない場合は、パソコンとiPhoneの両方を再起動することで、状況が改善される可能性があります。
実際のところ、iTunesで大量のデータを同期すると、ファイル数が多すぎて処理に時間がかかるのは避けられません。では、一度に数千曲をiPhoneに入れたい場合、どうすればいいのでしょうか?そんなときは、専用の転送ツールを使うのが効率的です。ここでは、転送速度が速くて操作も簡単なFoneToolをおすすめします。
FoneToolを使ってiTunesからiPhoneにデータを入れる方法は以下になります。今すぐFoneToolをダウンロードして、手順に従って試してみてください。
ステップ 1. iPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続します。FoneToolを起動して、「フォン転送」>「PCからiPhone」をクリックします。
ステップ 2. 青いフォルダアイコンをクリックして、「C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\」のフォルダを開けば、iTunesにあるの音楽や動画のファイルを選択できます。
ステップ 3. すると、選んだファイルがリストに表示されます。「転送開始」をクリックして、iPhoneに取り込みます。
iTunesで同期を開始すると、画面上部に進捗バーが表示されます。これで、同期のどのステップまで進んでいるかを確認できます。
iTunesでiPhoneと同期すると、iTunesにないコンテンツがiPhoneから削除される可能性があります。主に音楽、写真、動画、連絡先などがあります。
iPhoneとiTunesをWi-Fi経由で同期できない原因としては、Wi-Fi同期の設定が無効になっている、ネットワーク接続が不安定、またはiTunesのバージョンが古いなどが考えられます。
Wi-Fi同期がうまくいかない場合は、こちらの記事「iPhoneとiTunesをWi-Fi経由で同期できない時の対策」をご参照ください。
以上が、iTunesの同期が進まない・終わらない場合に同期速度を改善する方法です。ただし、大量のデータを扱う場合は、どうしてもiTunesでの同期に時間がかかってしまいます。そこで、一度に大量のデータを高速でiPhoneに転送したい場合は、専用の転送ツール「FoneTool」の使用をおすすめします。iTunesにこだわらず、FoneToolを試してみてはいかがでしょうか。