この記事では、iPadで画面を二つに分けるSplit Viewができないときの原因と対処法を解説しています。特にiPadOS 26で画面分割ができなくなった方に役立つ情報をまとめました。
iPadで二つのアプリを同時に使いたい時に便利な「Split View(画面分割)」機能ですが、「アプリの上に三点リーダーのメニューがない」「フリーズして分割できない」などのトラブルが起きることがあります。とくにアップデート後や設定を触った後に発生しやすく、原因がわからず困ってしまう方も多いです。
この記事では、iPadで画面分割ができない/解除できない時の対処法をわかりやすく解説します。初めてiPadのマルチタスクを使う方でも迷わないよう、手順を丁寧に紹介していきます。
iPadでスプリットビューがうまく使えない場合は、非対応の機種やアプリを使っている、あるいは設定が適切でないことが主な原因として考えられます。
iPadOS 18およびそれ以前を使っている方は、まずは以下のポイントを順番に確認してみましょう。
iPadで画面を分割するには、設定でマルチタスク機能がオンになっている必要があります。
「設定」>「マルチタスクとジェスチャ」と進み、「マルチタスク」で「Split ViewとSlide Over」がオンになっているか確認してください。
すべてのiPadで画面分割機能が使えるわけではありません。機種によって対応・非対応がありますので、自分のiPadが Split Viewに対応しているかどうかを確認しましょう。
自分のiPadのモデルを確認するには、「設定」>「一般」>「情報」に進みださい。
また、すべてのアプリがSplit Viewに対応しているわけではありません。たとえば、純正アプリの「設定」「iMovie」「GarageBand」「iTunes Store」などはSplit View非対応です。
対応していないアプリの場合、画面上部にあるはずの3つのドット(マルチタスクボタン)が表示されない、もしくはSplit Viewでアプリを置き換えようとしてもタップしても開かないといった症状が起こります。
アプリの右下に黒い』みたいなアイコンがついて、画面分割できないケースもあります。それは、複数のアプリを小ウィンドウにして同時に使うステージマネージャーが動作しているからです。
ステージマネージャーはアプリを自由にウインドウ化して並べられる便利な機能ですが、従来のSplit Viewとは動作が異なるため、Split Viewが使えなくなることがあります。
画面を二つに分けるSplit Viewを使いたい場合は、ステージマネージャーをオフにしておきましょう。
ステップ1. 画面の右上からしたにスワイプして、コントロールセンターを開きます
ステップ2. 「︙⬜︎」のようなアイコンがオンになっているなら、オフにします。
画面の自動回転を無効にする「画面の向きのロック」がオンになっていると、Split Viewのレイアウト変更やウィンドウの並び替えができなくなる場合があります。コントロールセンターから鍵アイコンをタップしてオフにしてください。
iPad機種もアプリがSplit Viewに対応していて、設定にも問題がないのに画面分割ができない場合は、システムの一時的な不具合が原因のことがあります。そんな時は、以下の対処法を順に試してみてください。
システムやアプリに一時的な不具合があると、Split Viewがうまく動かないことがあります。そんなときは、アプリやiPadを再起動してシステムをリフレッシュしてみましょう。
iPadのシステムエラーによる画面分割ができない問題は、専門の修復ソフト「FoneTool Repair」で解決することがあります。
FoneTool Repairの標準モードなら、データを消さずにiPadのシステム不具合を検出・修復できます。しかも無料で使えるので、画面分割がうまくいかない場合はぜひ試してみてください。
ステップ1. パソコンにFoneTool Repairをダウンロードし、インストールします。
ステップ2. iPadをケーブルでパソコンに接続し、FoneTool Repairを起動して「iOSシステム修復」を選択します。
ステップ3. 「標準モード」を選択して、「開始」をクリックします。
ステップ4. iPadのシステムファームウェアをダウンロードします。
ステップ5. ファームウェアのダウンロードが完了したら、「修復開始」をクリックします。
修復が完了すれば、iPadで画面分割ができない問題は解消され、再びSplit View(スプリットビュー)機能を問題なく使えるようになります。
Split View機能に不具合やバグがある場合、最新のiPadOSにアップデートすることで問題が解決することがあります。特に古いOSを使っている場合は、アップデートを検討しましょう。
設定やキャッシュの不具合が原因で画面分割ができなくなることがあります。そんな場合は、すべての設定をリセットすることで問題が解消することがあります。
手順は「設定」>「一般」>「リセット」と進み、「すべての設定をリセット」を選択してください。データは消えないので安心して実行できます。
iPadOS 26では、従来のように画面を左右に固定して分割する「Split View」は廃止され、代わりに“複数ウインドウでのマルチタスク”という新しい操作方式に変わりました。
画面を二つに分けたい場合も、アプリを横に並べて表示するのではなく、「ウインドウを複数開いて並べる」というイメージになります。
ここでは、iPadOS 26で複数のアプリを使うための基本操作を説明します。
ステップ1. 「設定」>「マルチタスクとジェスチャ」をタップしてから、「ウインドウ表示アプリ」を選択します。
ステップ2. アプリを開き、右下を押して中央にドラッグします。すると、そのアプリが独立したウインドウとして表示されます。
ステップ3. 他のアプリを開くと、それも別ウインドウとして表示されます。
ステップ4. 二つのウインドウのサイズや位置を調整することで、画面を二つに分けて使う感覚で操作できます。
以上が、iPadで画面分割ができないときの対処法のまとめです。iPadOS 18およびそれ以前のバージョンでは、まずSplit Viewの設定や対応機種、対応アプリを確認することが大切です。一方、iPadOS 26では従来のスプリットビューができなくなったので、新しいマルチタスク機能の使い方をしっかり理解する必要があります。
また、システムの一時的な不具合で画面分割がうまくいかないこともあります。その場合は、アプリやiPadの再起動、専門のiOSシステム修復ソフト「FoneTool Repair」、そして最新OSへのアップデートを試してみることをおすすめします。
画面分割できない、iPadのフリーズなどの不具合が続く場合は、FoneTool Repairをぜひ使ってみてください。簡単にシステムの問題を直せて、データを守りながら使いやすさを取り戻せます。