iCloud用のユーザー名またはパスワードが間違っていますの対処法

iPhone「iCloud用のユーザー名またはパスワードが間違っています」と表示される

iPhoneやiPadでメールを送ろうとしたときに、「メールを送信できません。iCloud用のユーザー名またはパスワードが間違っています。」というエラーメッセージが出てくることがあります。

このエラーが表示される原因は、文字通りiCloudのユーザー名やパスワードに誤りがある場合だけでなく、通信環境の不具合、iCloudメール設定の不一致、iOSの一時的な不具合、またはiCloud側のサービス状態の影響などが考えられます。

この記事では、iCloudのユーザー名またはパスワードが間違っているためメールを送信できない時の対処法を解説します。メール機能を使いたい方はぜひ参考にしてください。

iCloudユーザー名またはパスワードが間違ってる時の対策

icloud.comのメールアカウントで受送信できない場合は、以下の方法で改善することがあります。

方法1. iCloudメールの障害を確認する

iCloud側のサーバー不具合が原因で、メールを送受信できなくなることがあります。iCloudメールが一時的に停止している場合、ユーザー名やパスワードが正しくてもエラーが表示されることがあります。

まずはAppleのシステム状況ページでiCloudメールが正常に稼働しているかを確認しましょう。障害やメンテナンス中であれば、復旧を待ってから再度サインインやメール送信を試してください。

方法2. iPhone・iPadを再起動する

一時的な不具合や認証エラーは、デバイスの再起動で改善することがよくあります。iPhoneやiPadを一度電源オフにしてから再起動し、再度iCloudへのサインインやメール送信を試してみましょう。これにより内部の通信処理がリフレッシュされ、問題が解消する場合があります。

• iPhoneの再起動方法：いずれかの音量ボタンとサイドボタンを長押しし、電源オフスライダをドラッグします。電源が切れてから、Appleロゴが出るまでサイドボタンを長押しします。
• iPadの再起動方法：トップボタンといずれか片方の音量ボタンを同時に長押しし、電源オフスライダをドラッグします。電源が切れてから、Appleロゴが出るまでトップボタンを長押しします。

方法3.iCloudメールをオンにする

iCloudメールがiPhoneやiPadで無効になっていると、正しいパスワードでも送信・受信ができません。設定アプリで「自分の名前」＞「iCloud」＞「メール」に進み、「このiPhoneで使用」がオンになっているか確認し、必要に応じて有効化してください。

方法4. iCloudストレージの空き容量を確認する

iCloudのストレージ容量がいっぱいになると、メールの送受信やアカウント認証などに影響することがあります。設定アプリで「自分の名前」＞「iCloud」＞「ストレージを管理」から空き容量を確認します。

iCloudの空き容量が足りないと、不要データを削除するか、プランをアップグレードしてください。容量不足が原因で送信できないこともあります。

※ iCloudデータを消す前にパソコンに保存しておこう

iCloudの写真やデータを削除したくない場合は、事前にパソコンへ保存しておくと安心です。ここでは、FoneToolというソフトを使って、iCloudのデータをパソコンに保存する方法を紹介します。

FoneToolを使えば、iCloudに保存されている写真・連絡先・メモなどのデータを、ワンクリックでPCにダウンロードできます。iPhoneを接続しなくても操作でき、必要なデータだけを選んで保存できるのが特徴です。

操作手順を解説します。まず、パソコンにFoneToolをインストールして起動し、メニュバーで「私のiCloud」からApple IDでサインインします。次に、保存したいデータを選択し、保存先を指定してダウンロードを開始します。これでiCloud内のデータを安全にPCへ保存できます。​​​​​​​

方法5. メールアカウントを削除して再設定する

設定の認証情報やアカウント設定が壊れていると、正しいアカウント名やパスワードでも「間違っている」と表示されることがあります。メールからiCloudアカウントを削除し、再度追加することで、設定がリフレッシュされ、正常にサインインできるようになる場合があります。

ステップ 1. 「設定」＞「メール」＞「アカウント」の順にタップします。

ステップ 2. アカウントで「iCloud」を選択し、「アカウント削除」をタップします。

ステップ 3. メールアカウントの削除後、「アカウント追加」でもう一度iCloudのアカウントを追加してください。

方法6. iPhoneからApple IDをサインアウトする

Apple IDを再サインインすることで、iCloudのユーザ名やパスワードが間違っていると認証不具合が修復されることがあります。もしApple IDのパスワードを忘れてサインアウトできない時は、専門のApple ID解除ソフトFoneTool Unlockerが役に立ちます。

FoneTool Unlockerを使えば、iCloudのアカウント名やパスワードがわからない場合でも、デバイスからApple IDを解除できます。解除後は、新しいiCloudアカウントでサインインして、iPhoneやiPadを通常どおり使用できます。

それでは、FoneTool Unlockerを使ってApple IDを削除する方法を解説します。

ステップ 1. PCにFoneTool Unlockerをダウンロードし、USBケーブルを使ってiPhoneをパソコンに接続します。

ステップ 2. FoneTool Unlockerを起動し、メイン画面の「Apple IDを削除」を選択します。

ステップ 3. 「開始」をクリックし、画面の案内に従ってパスコードが設定されているかを確認してください。

ステップ 4. フォームウェアファイルのダウンロード画面が表示されたら、「ダウンロード」をクリックします。

ステップ 5. ダウンロードが完了したら、「Apple IDの削除を開始」をクリックします。

Apple IDのサインアウトが出来たら、もう一度サインインして、メールを送信してみてください。

★ FoneTool Unlockerが役立つシーン

Apple IDのパスワードを忘れた・変更できない場合

パスワードがあっているのにApple IDのサインインできない場合

Apple IDがロックされてしまう場合

中古iPhone・iPadに前の持ち主のApple IDが残っている場合

方法7. iCloudのweb版からメールを送信する

メールアプリでエラーが解消しない場合は、iCloudのWeb版にアクセスしてメールを送受信してみましょう。Web版で正常に使えるなら、問題は端末側の設定にある可能性が高いです。

ステップ 1. iCloud.comにアクセスしてサインインします。

ステップ 2. 「メール」を選択し、新しいメールを作成します。

結論

「メールを送信できません。iCloud用のユーザー名やパスワードが間違っています」エラーが出た場合、再起動やiCloudメールの設定を見直すことで解決できます。それでも改善しない場合は、Apple IDを一度解除して再サインインすることで問題が解消することもあります。パスワードを忘れてサインアウトできないときは、FoneTool Unlockerのような専用ツールを活用することで、デバイスを再び使えるようにする選択肢もあります。状況に合わせて、無理のない方法を選びましょう。