この記事では、iPhoneのボイスメモを他のデバイスに転送できない時の原因と対処法を解説します。
iPhoneのボイスメモを転送する方法としては、iTunes、メール、iCloud Driveなどが一般的です。しかし、これらの方法を使ってもなぜか転送できないことがあります。
そこで今回は、iPhoneからPCにボイスメモを送れないときの主な原因と、それを解決する方法についてわかりやすく紹介します。
それでは、以下の原因を順番に特定して、iPhoneのボイスメモを転送できない問題を解決しましょう。
iTunesでiPhoneからWindows PCにボイスメモを同期できない場合は、まず正しい手順で設定されているかを確認しましょう。
1. iPhoneをUSBケーブルでPCに接続し、iTunesを起動して左上のスマホアイコンをクリックします。
2. 左側メニューから「ミュージック」を選択し、右側パネルで「ミュージックを同期」にチェックを入れます。
3. 「ボイスメモを含める」にもチェックを入れ、画面右下の「適用」または「同期」をクリックします。
手順が正しいですが、同期が進まない、または途中で止まってしまう場合は、iTunesの一時的な不具合が原因の可能性があります。以下のような対処を試すと改善する場合があります。
方法1：iTunesを最新バージョンにアップデートする
古いバージョンのiTunesでは同期機能に不具合が起きる場合があります。iTunesを開いて、上部メニューバーの「ヘルプ」＞「アップデートの確認」を選び、「ダウンロード」をクリックして最新バージョンをインストールしましょう。
方法2：iTunesのプロセスを再起動する
タスクマネージャー（Ctrl+Shift+Esc）を開き、一覧からiTunesや関連するプロセスを選んで「タスクの終了」をクリックします。その後、iTunesを再起動すると問題が改善されることがあります。
方法3： iTunesを再インストールする
iTunesを一度アンインストールし、公式サイトから最新バージョンを改めてインストールすると、内部の不具合が解消されることがあります。
転送先のデバイスで「iCloud Drive」がオフになっていると、ボイスメモが同期されず転送ができません。
対処法：転送先のデバイスで「設定」＞「ユーザー名」＞「iCloud」＞「iCloud Drive」で「この［デバイス］を同期」をオンにします。設定変更後、しばらく待つと同期が再開される場合があります。
メールやクラウドサービスには、送信やアップロードできるファイルサイズに上限があります。ボイスメモが長時間録音された場合、ファイルがその制限を超えてしまい、転送できないことがあります。
対処法1：ボイスメモを編集して短くする
iPhoneでボイスメモアプリを開き、転送できなかった録音をタップして「…」アイコン＞「録音を編集」を選び、不要な部分をカットしてファイルを短くします。
対処法2：ファイルを圧縮する
録音を圧縮して容量を小さくすることで、メールやクラウドサービスでも送信できるようになります。
ボイスメモを転送する際、Wi-Fiやの接続が不安定だと、途中で転送が止まったり失敗することがあります。特に大きなファイルを送る場合は、安定した通信環境が必須です。
対処法：Wi-Fiが不安定なときは、一度オフにして再接続してみましょう。飛行機モードをオンにしてからオフにするのも効果的です。小さめのファイルなら、モバイルデータ通信を使って送る方法もおすすめです。
どの方法でもボイスメモを転送できない場合は、iPhone本体やボイスメモアプリに不具合が発生している可能性があります。特にiOSのバージョンが古いと、バグで正常に動作しないことがよくあります。
対処法1：iPhoneを再起動して、一時的なシステムエラーをリセットします。
対処法2：iPhoneとボイスメモアプリを最新バージョンにアップデートします。
もしiPhoneからボイスメモがうまく転送できなかったときは、まずファイルサイズやネット環境を確認してみてください。それでもダメな場合は、iTunesやその他の転送ツールの不具合の可能性があるので、再起動やアップデートを試してみると解決することが多いです。この記事が少しでもお役に立てればうれしいです！