iPhone・iPadを初期化したいが、Apple IDのパスワードを忘れたためできないですか?この記事では、Apple IDのパスワードがわからない場合の初期化方法を紹介します。
iPhoneやiPadを手放する前には、必ず「初期化」で端末内の個人情報を完全に消去したいですよね。でも、いざ設定アプリから「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップしたところで、Apple IDのパスワードを忘れてしまい、先に進めない……そんな経験はありませんか?
本記事では、Apple ID(iOS 18でApple Accountに改名)のパスワードがわからない端末を初期化できない場面でつまずいた方を対象に、パスワードのリセット手順から、どうしても解除できない場合の対処法までを、初心者にも分かりやすく解説します。
以下では、Apple IDのパスワードを忘れた場合iPhoneを初期化するための3つの方法を紹介します。
もし今もApple IDに登録している電話番号が使えるなら、SMSや電話で届く確認コードですぐにパスワードをリセットできます。ただし、その番号を解約してしまっていると確認コードが受け取れないので、そういうときは次の方法を参考してください。
#1. 「設定」からApple IDのパスワードを変更する方法
ステップ 1. 「設定」>「自分の名前」>「サインインとセキュリティ」の順にタップします。
ステップ 2. 「パスワードの変更」をタップし、画面の案内にそって、パスワードをリセットします。
#2. iforgot.apple.comからApple IDのパスワードをリセットする方法
ステップ 1. ブラウザでhttps://iforgot.apple.com/jpにアクセスして、「パスワードをリセット」をタップします。
ステップ 2. Appleアカウントを入力し、使用している電話番号を入力します。
ステップ 3. すると、デバイスに「パスワードをリセット」という通知が送られます。
ステップ 4. 「許可する」をタップしてデバイスのパスコードを入力してから、新しいApple IDのパスワードを入力し変更します。
電話番号の解約やリセットメールが届かないため、Apple IDのパスワードをリセットできない場合もありますね。その場合、FoneTool Unlockerというサードパーティー製のツールを使えば、パスワードなしでiPhoneからAppleアカウントを削除できます。
もしどうしてもApple IDのパスワードが解除できないときは、FoneTool Unlockerをダウンロードして使うだけで、パスワード不要でiPhoneからApple IDを削除できます。そのあと、設定画面からパスワードなしで端末を初期化できるんですよ。具体的な手順は以下のとおりです。
ステップ 1. iPhoneやiPadをUSBケーブルでコンピュータに接続します。
ステップ 2. FoneTool Unlockerを起動し、メイン画面の「Apple IDを削除」を選択します。
ステップ 3. 「開始」をクリックし、画面の案内に従ってデバイスにパスコードが設定されているか確認してください。(※ 設定されていないとApple IDの削除が正常に行えないので、必ず事前にパスコードを設定してください)
ステップ 4. フォームウェアファイルのダウンロード画面が表示されたら、「ダウンロード」をクリックし、完了するまでしばらくお待ちください。
ステップ 5. ダウンロードが完了したら、「Apple IDの削除を開始」をクリックします。
削除の進行バーが100%になると、iPhoneが自動で再起動し、Apple IDがサインアウトされた(未登録の)状態になります。
その後、iPhoneの「設定」アプリで「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップしても、Apple IDのパスワード入力が不要になります。
iTunesを使えば、Apple IDのパスワード不要でiPhone・iPadを初期化できます。手順は以下のとおりです。
ステップ 1. iPhoneをコンピュータに接続し、iTunesまたはMacのFinderを起動します。(※ まだインストールしていない場合は、Apple公式サイトから最新版のiTunes for Windowsをダウンロードしてください。)
ステップ 2. iTunes左上のデバイスアイコンをクリックし、[概要]タブを開きます。
ステップ 3. 「iPhoneを復元」ボタンをクリックし、表示される確認ダイアログで[復元]を選択します。あとは画面の案内に従って操作すれば、復元処理が完了後に端末が初期化されます。
Apple IDのパスワードを10回以上連続で間違えると、iPhoneが初期化されるわけではありませんが、セキュリティ保護のためにApple ID自体がロックされることがあります。Apple IDがロックされてしまうと、解除にはかなり時間がかかり、手続きもやや複雑ですので、入力ミスには十分ご注意ください。
Apple IDのパスワードを変更した後、App Store、iTunes Store、iCloudなどのサービスやアプリで再度サインインを求められることがあります。ただし、iCloudのデータや購入したコンテンツなどは消えません。
Apple IDのパスワードを変更できない場合でも、Apple公式サイトで「アカウント復旧(Account Recovery)」を申請すれば、パスワードをリセットできる可能性があります。申請手順については、こちらの記事「Apple IDのパスワードを変更できない時の対処法」を参照してください。
以上が、Apple IDのパスワードを忘れた場合にiPhoneやiPadを初期化する方法です。具体的には、パスワードをリセットする、FoneTool Unlockerで端末からApple IDを削除する、そしてiTunes経由で強制初期化すると3つの方法があります。
中でも最も簡単な方法として、FoneTool Unlockerを使ってApple IDをサインアウトし、その後端末を初期化する方法をおすすめします。